ADAの通販が2026年7月に開始|禁止の理由と、店に買いに行った日に出会った赤い水草

ADAの通販が2026年7月に開始|禁止の理由と、店に買いに行った日に出会った赤い水草 水草

2026年5月、うちの水槽のCO2ボンベが切れました。ADA(アクアデザインアマノ)のフォレストボトルです。「まあ、Amazonで頼めば明日来るだろう」と検索して、固まりました。どこにも売っていない。

調べてみると、ADA製品は長らくネット通販禁止だったのです。そこから特約店を探し、京都の帰りに大阪の店まで買いに行き、その店で勧められた赤い水草を持ち帰り、その水草は2ヶ月で溶け、そして2026年7月1日、ADAの通販は始まっていました。

この記事では、通販禁止の理由として言われていること、解禁の公式情報、そしてその間に起きたうちの小さな顛末を書きます。

結論:ADAの通販は2026年7月から始まっています

現在2026年7月1日から、正規販売特約店によるADA製品のネット通販が始まっています。今は楽天やAmazonでもフォレストボトルが買えます(店舗によって通販の有無は異なります)

2026年6月までネット通販は原則なし。うちは5月にボンベが切れて、特約店まで買いに行きました

保証の注意メーカー保証の対象は、正規特約店またはADA LABで買った新品のみとされています。フリマや個人売買の品は対象外です

5月、CO2が切れて「売っていない」と知った日

うちの水槽はパールグラスとグロッソスティグマのために、ADAのCO2アドバンスシステム・フォレストを使っています。1月の立ち上げ時に、大阪の熱帯魚店でフォレストボトル(CO2の小型ボンベ)を3本まとめて買いました。

ADAのフォレストボトル3本。水槽の前に並べたところ
ADAのフォレストボトル。うちの36cm水槽だと、1本で1ヶ月ちょっとです。

1本でだいたい1ヶ月ちょっと。5月20日頃、3本目が空になりました。「今の時代、ネットで頼めば明日には届く」と思ってAmazonを開き、楽天を開き、他の通販サイトも開きどこにも、ない。「えー?」と、ひとりで声が出ました。

ADAの通販禁止、理由は何だったのか

まず正直に書くと、ADAが「通販禁止の理由」を公式に明言した文書は、私には見つけられませんでした。なので、ここに書くのは調べて出てきた「言われていること」です。

調べてみると、ADAは製品を販売特約店の店頭で、説明を受けたうえで買ってもらうという方針を長く取ってきたようです。ネイチャーアクアリウムという世界観ごと、対面で伝えたいという考え方だと理解しました。加えて、かつて通販での値下げ販売をめぐってメーカーと販売店の間で問題があった、という話も見かけます。ただしこれは公式な説明ではなく、あくまでネット上で言われている話として受け取ってください。

理由はどうあれ、5月のうちにとっての現実は「特約店に行かないと買えない」でした。そして特約店リストを見て、もう一度「えー?」となりました。兵庫県明石市のうちからだと、微妙に遠い。仕事は忙しい。ボンベ1本のために遠出するのか。CO2が止まった水槽を眺めながら、数日うだうだしました。

京都の美術館と、山崎蒸溜所と、大阪の熱帯魚店

転機は、妻の一言でした。「京都の美術館に行きたい」。

ちょうどその頃、私は山崎蒸溜所の見学抽選に当たっていました。京都と山崎は近い。そして帰り道には大阪がある。妻は美術館、私は蒸溜所、そして二人で熱帯魚店。夫婦それぞれの行きたい場所を一日でつなぐ、遠征の日が決まりました。

山崎蒸溜所の見学で、樽の前に立つ筆者と、テイスティングをする筆者
山崎蒸溜所にて。抽選に当たった見学と、テイスティング。この日の私の目的は、ここと熱帯魚店でした。

蒸溜所を出て、大阪の熱帯魚店へ。空になったフォレストボトルを引き取ってもらい、新しいボンベを3本購入。これで一件落着のはずでした。

店で勧められた、ルドウィジアsp.スーパーレッド

店で袋詰めされたルドウィジアsp.スーパーレッド。袋に手書きで品名が書かれ、値札が貼られている
店で袋詰めしてもらったルドウィジアsp.スーパーレッド。手書きの名前と1,480円の値札。通販では、この袋は手に入りません。

せっかく来たので、店員さんにうちの水槽の写真を見せました。「いい感じですね」と言ってもらえて、私は調子に乗りました。「緑ばかりで色数が少ないんですが、ワンポイントになる水草はありますか」。

そこで勧められたのが、ルドウィジアsp.スーパーレッドでした。名前のとおり、燃えるように赤い有茎草です。緑一色の水槽に、赤が一株。想像しただけで欲しくなり、そのまま連れて帰りました。

素焼きの鉢に入ったまま水槽に置かれたルドウィジアsp.スーパーレッド
買ってきた日のルドウィジア。遠征で疲れ果てて、鉢のまま1日沈めておき、翌日植えました。

京都、山崎、大阪と回った一日の終わりで、正直、植える気力がありませんでした。鉢のまま水槽に置いて1日休み、翌日ソイルに植えました。

5月の水槽全景。中央の流木の奥に赤いルドウィジアが植えられている
植えた直後の5月の水槽。中央の流木の奥、赤いのがルドウィジアです。緑の中に赤が一点、狙いどおりでした。

緑の絨毯の中に、赤い一株。この頃の水槽は、うちの歴代で一番きれいだったと思います。

2ヶ月で溶けた。桜のように

30℃を指している水槽の水温計
うちの水温計が30℃を指した日。ルドウィジアの適水温は20〜28℃程度とされているので、疑うならここだと思っています。

結論から書きます。7月下旬、ルドウィジアは枯れて、溶けて、消えました。

兆候を書きたいところですが、書けません。気づいたときには、もうなかったからです。仕事が忙しかった、という言い訳はあります。ただ、それにしても早かった。色が抜けたのか、葉が落ちたのか、順番も分かりません。咲いて、散った。桜かと思いました。だから溶けていく途中の写真も、1枚もありません。

原因は、正直に言って分かりません。うちのCO2も照明も、5月と7月で変えていません。液肥は使っていません。変わったのは、水温です。7月中旬、うちの水槽は30℃に達し、冷却ファンが間に合わずパンダコリドラスを亡くしました。調べてみると、ルドウィジアsp.スーパーレッドの適した水温は20〜28℃程度とされていて、30℃はその外です。断定はできませんが、うちの場合、疑うならここだと思っています。

同じ夏、うちのグロッソスティグマもパールグラスも調子を崩しました。赤い水草は、その中でいちばん早く、いちばん静かに消えました。

そして7月1日、ADAの通販は始まっていた

ルドウィジアが溶けた頃、私はまだ知りませんでした。この記事を書くために「ADA 通販禁止」を調べ直して、初めて知りました。

ADAの公式ニュースリリースによると、2026年7月1日より、正規販売特約店によるADA製品のネット通販が始まっています(ネット通販の有無は店舗によって異なるとのことです)。あわせて、認定を受けたADAアドバンスショップでは、ADANASSを使った見積もりや、自宅への直送サービスも受け付けているそうです。

試しに今、楽天とAmazonで検索してみるとフォレストボトル、あるやないですか。5月にあれだけ探して、なかったのに。「通販禁止かーい」と調べて、「始まっとるんかーい」と二度ずっこけました。

※上記は検索結果へのリンクです(アフィリエイトリンクではありません)。ADA製品のメーカー保証は正規販売特約店またはADA LABで購入した新品のみが対象なので、購入時は出品者をご確認ください。

ひとつだけ注意を。公式リリースには、メーカー保証・サポートの対象は正規の販売特約店またはADA LABで購入した新品のみ、フリマサイトや個人売買で買ったものは対象外、と明記されています。通販で買うときは、出品者が正規特約店かどうかを確認してください。

よくある質問

ADAの製品は今、ネットで買えますか?

買えます。2026年7月1日から、正規販売特約店によるネット通販が公式に始まっています。ただし通販をしているかどうかは店舗によって異なります。うちが5月に探したときは、どこにもありませんでした。

ADAはなぜ通販禁止だったのですか?

公式に理由を明言した文書は見つけられませんでした。調べてみると、特約店の店頭で説明を受けて買ってもらう方針だったこと、かつて通販の値下げをめぐる問題があったこと、などが言われています。あくまでネット上で言われている話として受け取ってください。

ルドウィジアsp.スーパーレッドの育て方を教えてください

うちは2ヶ月で溶かしてしまったので、育て方を語る資格がありません。うちの環境はCO2添加あり、照明2灯、液肥なしで、5月は元気でした。調べてみると適した水温は20〜28℃程度とされているので、夏の高水温対策だけは、うちの失敗から強くおすすめします。

ルドウィジアが赤くならないのですが

うちは買ってきたときから赤く、赤いまま溶けたので、「赤くならない」の経験はありません。調べてみると、光量や栄養(鉄分など)が関係するとされていますが、うちで検証したわけではないので、経験のある方の情報をあたってください。

もう一度、赤い水草に挑戦しますか?

今は、夏に崩れたグロッソスティグマとパールグラスを立て直すのが先です。それが戻ったら、涼しい時期に、もう一度あの赤を植えてみたいと思っています。今度は、散る前に写真を撮ります。

買えなかったから、店に行った。行ったから、赤に出会えた

ADAの通販が始まったのは、良いことだと思います。地方に住んでいて、仕事が忙しくて、ボンベ1本のために遠出できない人は、私だけではないはずです。

ただ、こうも思います。あの5月、ネットで買えていたら、私は大阪の店に行っていません。店員さんに水槽の写真を見せることも、赤い水草を勧められることもなかった。2ヶ月しかもたなかった、桜のような一株にも出会っていません。

買えなかったから、店に行った。行ったから、あの赤に出会えた。通販が便利になった今も、たまには店に足を運ぼうと思っています。何を勧められるか分からないのが、店の良さですから。

次の赤は、溶ける前に撮ります。

※うちの水槽環境は運営者情報で公開しています。CO2を使っているグロッソスティグマの記録はこちらの記事に、ルドウィジアが溶けた夏の水温の話は冷却ファンの記事に、ルドウィジアが元気だった5月の水槽はコケ取りの記事にも登場します。

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この記事を書いた人

秋山裕史のプロフィール写真

秋山 裕史(あきやま ひろし)

兵庫県明石市在住。『夫婦、熱帯魚まみれ』運営者。

中学・高校時代に熱帯魚にのめり込み、実家の120cm水槽でディスカス、スポッテッドガー、ピラニア、エンゼルフィッシュなどを飼育。地元の熱帯魚店に入り浸り、業務用のCO2ボンベを自転車で運んでいたような中学生でした。

その後27年のブランクを経て、2025年10月に再開。きっかけは妻が買ってきた4.5Lのボトルアクアリウムでした。現在は36cm水槽(GEX AQUA-U WIDE 2.0/ADAアマゾニアVer.2/CO2添加)で、カージナルテトラ、ネオンテトラ、パンダコリドラス、ミナミヌマエビと水草を育てています。

カージナルテトラの縦泳ぎ、夏場の高水温、コケとの格闘。うまくいかなかった話を隠さず書くことを、このサイトの方針にしています。

本業はWEB制作・SEO(実務20年以上)。2018年より温泉・リゾートバイトの専門メディア『運命のリゾートバイトブログ』を運営し、海外メディア(Amateur Traveler、Dave's Travel Corner)への寄稿実績があります。

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