うちのパンダコリドラスは、今、1匹です。最初は1匹で、5月に2匹になり、7月にまた1匹に戻りました。3つの時期を全部見た結果を、先に書きます。1匹でも生きます。でも、2匹のときとは別の魚でした。
1匹だけで飼ってもいいのか。寂しくないのか。ストレスになるのか。そう思って調べている方に、うちの水槽で実際に起きたことを、時系列で書きます。
結論:1匹でも生きる。でも、2匹のときが一番コリドラスらしかった
1匹のとき流木の下に隠れっぱなし。「そういう子なんだ」と思い込んでいました。違いました
2匹のとき水槽中を2匹で泳ぎ回る。1匹のときとは、まるで別の魚。この時期が一番コリドラスらしかったです
今また1匹。夏は隠れていましたが、水温が下がった9月、また動き始めました。10月までにお友達を迎えに行きます
なぜ1匹だけ買ったのか:知らなかったから

今年の3月、ボトルアクアリウムから36cm水槽に引っ越したので、魚を増やそうとホームセンターへ行きました。カージナルテトラを5匹の予定が在庫切れで、その場で調べて混泳できると分かったネオンテトラと、4匹ずつ。
そして、以前その店で妻が「パンダコリドラス、超かわいい」と言っていたのを思い出しました。ついでに1匹、と。なぜ1匹だったか。群れで飼う魚だと知らなかったからです。事前に調べもせず、「1匹でも寂しくないだろう」と思っていました。今となっては、反省しかありません。
1匹のとき:流木の下から、出てこない

ちなみに、コリさんが来た初日には、ひと騒動ありました。水槽に入れた途端、ネオンテトラとカージナルテトラが「新入りが来たぞ」とばかりに、コリさんを取り囲んだのです。1匹を10匹が囲む。おやじ狩りかと思いました。しまいにはテトラがコリさんの尻尾をツンとつつき、コリさんが水面へぴょーんと飛び上がる。「いじめられるのでは」と、本気で心配しました。
幸い、それは初日だけでした。翌日にはテトラたちの興味は薄れ、コリさんは流木の下へ。今思えば、あの初日の洗礼も、流木の下に潜った理由のひとつだったのかもしれません。
3月に来たコリさんは、流木の下に潜り込んで、ほとんど出てきませんでした。餌のときに少し顔を出して、また戻る。私はそれを「臆病な子なんだな」と、個体の性格だと思い込んでいました。
2ヶ月ほどそうでした。そのうち、コリドラスは群れで暮らす魚で、単独だと落ち着かないことがあると知りました。「そういう子」ではなく、「そういう状況」だったのかもしれない。5月、もう1匹買いに行きました。
2匹になった日:別の魚になった

新入りが来た日、古参のコリさんは明らかに嬉しそうでした。「お友達だ」という顔をしていた、と言うと擬人化しすぎですが、そう見えました。
新入りは臆病ではなく、来た日からスイスイ泳ぐ子でした。すると、あれだけ隠れていた古参が、新入りの後をついて泳ぎ始めたのです。流木の下から出て、前景の絨毯の上を、2匹で並んで。水槽の右端から左端まで、全体を使って泳ぐようになりました。
1匹のときと、同じ魚とは思えませんでした。「臆病な子」だと思っていたのは、私の勘違いでした。1匹だから隠れていただけで、仲間がいれば出てくる。コリドラスは群れの魚だと、ここで身にしみて分かりました。
7月、また1匹に
そして7月中旬。水温が30℃に達し、注文した冷却ファンが届く前に、1匹が力尽きました。
どちらが亡くなったのか。正直、パンダコリドラスは2匹の見分けがつきにくいのですが、私は新入りのほうだと思っています。根拠は2つ。残った子が、亡くなった直後からまた流木の下に隠れるようになったこと。そして、体の模様の濃さや、動きの慎重さが、古参のそれに見えること。間違っていたらごめん、と思いながら書いています。
1匹に戻って:また隠れた。そして水面ダッシュ
2匹のときにあれだけ泳いでいた子が、また流木の下に戻りました。仲間を失ったからなのか、夏の暑さのせいなのか、両方なのか、分かりません。
そして8月、朝に水面へダッシュを連発する日がありました。
あのときは酸素不足を疑い、夜間のエアレーションを入れました。1匹になったストレスと、暑さと、酸素。何が効いていたのかは分けられません。ただ、1匹に戻った夏は、明らかに元気がありませんでした。
9月、水温が下がって、また動き出した

9月に入って、水温が30℃を切りました。そして、コリさんがまた動き出しました。


毎日、水槽のあちこちを泳いでいます。夜にエアレーションを回すと、泡に興奮するのか、一緒になって上下に泳ぎ回る。8月の水面ダッシュとは、明らかに違います。あのときは朝方、苦しそうに水面へ突っ込む連発でした。今は楽しそうに、上にも下にも行く。同じ魚が上に泳ぐのでも、意味が違う。毎日見ていると分かります。
仲間がいなくても、水温が落ち着けば動く。1匹でも、元気に生きてはいます。ただ、2匹で並んで泳いでいたあの姿を知っているだけに、今の元気は「1匹なりの元気」に見えます。
1匹だとストレスなのか:うちの答え
「コリドラスを1匹で飼うとストレスになるか」。うちの答えは、行動が明らかに変わった、です。ストレスという言葉が正しいかは分かりません。でも、1匹のときは隠れ、2匹になったら出てきて、1匹に戻ったらまた隠れた。この変化は、偶然とは思えません。
混泳相手との関係も書いておきます。うちにはカージナルテトラとネオンテトラがいて、コリさんの餌はいつも横取りされています。



それでもテトラたちが追い回すことはなく、生活圏が違うので、争いは見たことがありません。ミナミヌマエビも50匹近くいますが、コリさんとエビが揉めている場面も見たことがありません。うちの1匹に足りなかったのは、テトラでもエビでもなく、同じコリドラスでした。
同じ水槽で、エビは2匹が50匹に。コリドラスは2匹が1匹に

ここで、少し皮肉な話を。この水槽のミナミヌマエビは、2匹から50匹近くに増えました。同じ水槽のパンダコリドラスは、2匹から1匹に減りました。
増えすぎて困った生き物と、減って寂しい生き物が、同じ36cmの中にいる。水槽というのは、こちらの思いどおりにはならないものです。エビの繁殖力を、少しコリドラスに分けてほしいと思わなくもありません。
10月までに、お友達を迎えに行く
水温が落ち着いた今なら、もう迎えに行けるかもしれません。ただ、7月の失敗を思うと、もう少し涼しくなってからにしたい。10月までには、1匹か2匹、連れてくるつもりです。
そのとき、今のコリさんがどう反応するか。5月のように「お友達だ」という顔をするのか。それを見るのが、今の楽しみです。
パンダを選んだのは、妻です
あの3月、店にパンダコリドラスがいなかったとき、私は「普通のコリドラスでもいいんじゃない」と言いました。妻は「パンダがいい」と譲りませんでした。そして「行かないなら一人で行く」と、仕事で動けない私を置いて、本当に一人で買いに行ってしまいました。
うちのコリさんは、妻が選んで、妻が連れてきた子です。2匹目も、亡くなった子も、これから来る子も、たぶん妻が選びます。私は、その子たちが隠れているか泳いでいるかを、毎日見る係です。

よくある質問
コリドラスは1匹だけでも飼えますか?
飼えます。うちの1匹は今も元気です。ただし、うちでは1匹のときは流木の下に隠れっぱなしで、2匹になったら水槽中を泳ぎ回りました。生きるかどうかと、コリドラスらしく暮らせるかどうかは、別だと思います。
1匹だと寂しがりますか?
魚の気持ちは分かりませんが、うちでは行動が明らかに変わりました。1匹で隠れ、2匹で出てきて、1匹に戻ってまた隠れた。「寂しい」かどうかはともかく、仲間の有無で暮らし方が変わるのは間違いないと思います。
何匹から飼うのがいいですか?
うちは1匹で始めて後悔したので、最初から2匹以上をおすすめします。調べてみると群れで飼うのが基本とされていて、うちの経験もそのとおりでした。36cm水槽のうちは、次に1〜2匹足して、合計2〜3匹にする予定です。
エビや他の魚と一緒だと、コリドラスにストレスですか?
うちではテトラ10匹、ミナミヌマエビ50匹近くと同居していますが、追い回されたり争ったりは見たことがありません。餌は横取りされますが、それでコリドラスが隠れることもありません。うちの1匹に足りなかったのは、同じコリドラスの仲間でした。
ストレスの解消に、何かできることはありますか?
うちで効いたのは、仲間を1匹足すことだけでした。隠れ家を増やしても、水温を下げても、1匹のままでは2匹のときの姿には戻りませんでした。水温が下がった今は動いていますが、それでも「1匹なりの元気」です。10月までに、また仲間を迎えます。
1匹でも生きる。でも、2匹のあの姿を知ってしまった
コリドラスは1匹でも生きます。うちの子が証明しています。水温さえ落ち着けば、餌も食べるし、泳ぎもする。
でも、2匹で並んで絨毯の上を泳いでいたあの姿を、私は見てしまいました。あれを見た後では、今の1匹の元気を「これで十分」とは言えません。
1匹で飼おうか迷っている方には、最初から2匹をおすすめします。1匹になってしまった方には、涼しくなったら仲間を、と。うちも、そうします。
※うちの水槽環境は運営者情報で公開しています。1匹に戻った夏の水面ダッシュはパンダコリドラスは弱い?水面ダッシュを頻発した朝の記録に、亡くなった日の水温の話は冷却ファンの記事に、同じ水槽で増えすぎたエビの話はミナミヌマエビが繁殖しすぎた記録に書いています。


