先に書いておきます。パンダコリドラスは、今は元気です。
ただ、この日の朝は本当に焦りました。照明が点いた直後、底にいるはずのパンダコリドラスが水面に向かって全力で泳ぎ上がる「水面ダッシュ」を何度も繰り返したのです。カージナルテトラたちも水面で口をパクパクしていました。
7月に、同じ水槽でパンダコリドラスを1匹亡くしています。だから余計に、頭に「死にかけ」の3文字がよぎりました。
※この記事は現在進行中の記録です。その後の経過は、このページに追記していきます。
結論:夕方には元気。原因は酸欠を疑っているが、確証はない
現在の状態水面ダッシュがあったのはこの朝だけで、夕方には普段どおり元気に泳いでいました
原因現時点では酸欠を疑っていますが、確証はありません。この日やったのは、ろ材の交換・洗浄と、水流を水面に当てる向きへの変更です
これが、水面ダッシュです
言葉で説明するより、見ていただいたほうが早いと思います。この朝、実際に撮ったものです。3秒ほどの動画が繰り返し再生されます。
コリドラスは元々、空気を口から吸って腸で呼吸する「腸呼吸」ができる魚で、たまに水面へ空気を吸いに上がるのは普通の行動です。うちでも、たまにスッと上がっていく姿は見ていました。
ただ、この朝は明らかに頻度が違いました。たまに、ではなく連発。落ち着きなく泳ぎ回っては、水面に走る。見たことのない様子でした。
朝、妻が焦って仕事部屋に来た
異変に最初に気づいたのは、今回も妻でした。カージナルテトラが立ち泳ぎになったときも、第一発見者は妻です。うちの水槽の異変は、だいたい妻が先に見つけます。
照明が点いた直後の時間帯。妻が焦った様子で仕事部屋に来て、水槽を見に行くと、カージナルテトラが2〜3匹、水面に集まって口をパクパクしていました。そして、パンダコリドラスの水面ダッシュ。


魚が水面で口をパクパクする行動は「鼻上げ」と呼ばれ、水中の酸素が足りないときのサインとしてよく知られています。それが複数の魚で同時に起きて、底物のコリドラスまで水面に走っている。
これはまずい、と思いました。
なぜ酸欠を疑ったのか
正直に書くと、水質を測ったわけではないので、原因はわかりません。ただ、酸欠を疑う材料はいくつかありました。
酸欠を疑った理由(あくまで推測です)
① 最近の暑さで水草の調子が悪く、以前は出ていた気泡(光合成の酸素)が少なくなった
② 照明が点く前の夜間は、水草も酸素を消費する側に回るため、点灯直後は水中の酸素が一日でいちばん少ない時間帯になる
③ 症状が出たのが、まさにその点灯直後だった
水草が元気なときは、パールグラスから気泡が上がるのを眺めるのが楽しみでした。それが最近、あれっというぐらいに出ていない。酸素の供給源が細っていたところに、一日の底の時間帯が重なった。そう考えると、つじつまは合います。
ただし、繰り返しますが確証はありません。現時点では酸欠を疑っている、という段階です。ろ過の目詰まりや、ほかの要因かもしれません。
その日やった3つのこと
原因がはっきりしないなりに、思い当たるところから手を付けました。やったのは3つです。
| ろ材の交換 | 使い捨てのマットが黒くなっていたので、新品に交換しました |
|---|---|
| シポラックスの洗浄 | バクテリアを落としすぎないよう、さっと洗う程度にとどめました |
| 水流の向きを変更 | ろ過循環のホースを上向きにして、水流が水面に当たるようにしました。水面が揺れると酸素が溶け込みやすくなります |


ろ材が黒くなっていたのは反省点です。一体型水槽はろ過部が蓋の下に隠れていて、意識しないと見ない場所です。魚に教えられる形になりました。
パンダコリドラスは弱い?突然死すると言われる理由
調べてみると、パンダコリドラスはほかのコリドラスに比べて弱い、と言われているようです。「気づいたら亡くなっていた」という突然死の報告も目にします。
適正水温は20〜27℃とされています(出典:AQUALASSIC「パンダコリドラスの飼育方法」)。つまり、日本の夏の室内水槽は、何もしなければ簡単に適正上限を超えます。

実は、これには苦い経験があります。うちは7月中旬に、パンダコリドラスを1匹亡くしています。水温計が30℃を指し、慌てて冷却ファンを注文しましたが、届く前に力尽きてしまいました。
2匹が、1匹になった
パンダコリドラスは、この水槽を立ち上げたときに2匹で迎えました。当初はヤマトヌマエビとコリドラスの予定だったのが、店で妻が「パンダコリドラスが可愛い!」となって決まった子たちです。
7月に1匹を亡くして、今は1匹。前は2匹で連れ立って泳いでいたのに、今は1匹で泳いでいます。それもあって、この朝の水面ダッシュには、いつも以上に肝が冷えました。
仲間を増やすかどうかは、気持ちが落ち着いて、水温が下がる季節になってから考えるつもりです。この暑さの中で新しい子を迎えるのは、同じことを繰り返しそうで怖いのです。
「弱い」と言われる魚だからこそ、水温と酸素という基本のところで無理をさせない。今のうちの結論は、それに尽きます。
夕方には、元気に泳いでいた
対処をして様子を見ていると、夕方には水面ダッシュは収まり、普段どおり元気に泳いでいました。

ちなみにこの子、来た当初は流木の下に隠れてばかりの恥ずかしがり屋でした。それが最近は前のほうまで出てきて泳ぐようになっていて、姿が見えるのは嬉しい反面、この日ばかりは「堂々と水面に走る姿」を見せられて心臓に悪かったです。
何が効いたのかは、正直わかりません。ろ材か、水流か、時間が解決したのか。効いた対処を特定できていない以上、「直った」とはまだ言えないと思っています。だからこの記事は、進行形のまま置いておきます。
これからやること:エアレーションの設置
実は間の悪いことに、明後日から帰省で家を空けます。留守中に同じことが起きたら対処できません。
そこで、出発までにやることを決めました。
| エアレーション設置 | いわゆる「ブクブク」です。以前のものが壊れたので、明日買ってきて設置します。酸素の供給源を水草だけに頼らないようにします |
|---|---|
| 冷却を継続 | 冷却ファンとエアコンで、留守中も水温が上がらないようにして出発します |
| CO2の停止 | 留守中は添加を止めます。見ていられない状態で入れ続けるのは怖いので |
| 餌は与えない | 数日なら魚は絶食に耐えます。残り餌で水を汚すほうがリスクだと判断しました |
| 大掃除はしない | 出発直前の大量換水や大掃除は環境を急変させるのでやりません。今日のろ材交換までにとどめます |
設置したら、この記事に追記します。
よくある質問
コリドラスが水面に向かって泳ぎ回るのは異常ですか?
たまに水面へ空気を吸いに上がるのは、腸呼吸ができるコリドラスの普通の行動です。うちで異常を疑ったのは「頻度」でした。何度も連発して落ち着きなく泳ぎ回る様子は、普段とは明らかに違いました。
逆に、コリドラスが底で動かないのは大丈夫ですか?
うちのパンダコリドラスは、元々流木の下でじっとしていることが多い魚でした。動かない=即異常ではないと思います。ただ、餌にも反応しない、呼吸が速いなど、いつもとの違いが重なるときは注意して見るようにしています。
水面ダッシュが頻繁なときは何を疑えばいいですか?
うちは酸欠を疑いました。他の魚も水面で口をパクパクしていたこと、水草の気泡が出なくなっていたこと、点灯直後という時間帯が理由です。ただし確証はありません。水質の悪化など他の原因もあり得るので、断定はできません。
パンダコリドラスの寿命はどれくらいですか?
調べてみると数年は生きるとされているようですが、うちはまだ飼育1年未満で、しかも1匹は高水温で亡くしているので、実体験からは何も言えません。長く付き合えるよう水温管理から立て直しているところです。
エアレーション(ブクブク)は必要ですか?
うちはこれまで水草の光合成と水流頼みで、エアレーションなしでした。今回の件で、酸素の供給源がひとつしかない怖さを感じたので設置を決めました。結果はこの記事に追記します。
その後の経過(8月17日 追記)
エアレーションを設置して、8月13日帰省に出発
予定どおり、エアレーション(ブクブク)を買ってきて設置しました。水面ダッシュのあの朝以来、酸素の供給源が水草だけという状態が怖かったので、これでひとつ安心材料が増えました。

CO2は停止、餌も止めて、冷却を効かせた状態で出発します。2日間、家を空けます。留守中に何も起きないことを祈るばかりです。
8月15日 追記:2日ぶりに帰宅。全員、元気でした
帰省から戻り、恐る恐る水槽を覗きました。
全員、元気でした。パンダコリドラスも、いつもの場所で普段どおりにしています。水面ダッシュの再発もなさそうです。水温も問題ありませんでした。

エアレーションは帰省用の保険として設置したので、いったん外しました。ただ、今回の一件で「いざというときの酸素の確保手段」を持てたのは大きい気がしています。次に様子がおかしいときは、まずこれを回します。
あの朝の水面ダッシュは、結局あれきり出ていません。引き続き、何かあればここに追記します。
1匹になっても、泳いでいる
夕方、元気に泳ぐ姿を見て力が抜けたあと、少しだけ思ったことがあります。
調べてみると、コリドラスは仲間と一緒にいることを好む魚だと言われています。複数匹で飼うのがすすめられていることが多い。うちも最初は2匹で、並んで底を歩いていました。
7月に仲間を亡くしたとき、残されたこの子がどう感じているのかは、私にはわかりません。魚に寂しさがあるのかどうかも、わかりません。ただ、前は2匹でいた場所を今は1匹で泳いでいるのを見ると、こちらが勝手に寂しくなります。
それに、この暑さです。1匹きりで、しんどそうにも見える。
暑さが落ち着いたら、もう1匹か2匹、迎えたいと思っています。今はまだ無理です。この水温で新しい子を連れてきても、同じことを繰り返すだけですから。涼しくなってからです。
だからこの朝、水面に走るこの子を見て、あれほど焦ったのだと思います。もう減らしたくない。それだけです。
※私は獣医師でも専門家でもありません。この記事はあくまで一飼育者の記録です。魚の状態が明らかにおかしい場合は、専門店などに相談することをおすすめします。
※うちの水槽環境は運営者情報で公開しています。同じ水槽で起きたトラブルの記録はカージナルテトラの立ち泳ぎを6日間看病した記録にも書いています。


