グロッソスティグマの再生|全部抜いて水道水で洗い、枯れた部分を切って植え直した

グロッソスティグマの再生|全部抜いて水道水で洗い、枯れた部分を切って植え直した 水草

前回は、グロッソスティグマを遮っていたものをどけました。今回は、グロッソそのものを抜きました。水槽の右半分、全部です。

抜いて、バケツの水道水で洗って、絡みついたリシアと古い根と枯れた部分を切り分けて、緑色で育ちそうな株だけをソイルに差し戻す。これを5回繰り返しました。右半分だけで、1〜2時間。

そして分かったことがあります。使える株は、思っていたよりずっと少なかった。絨毯に見えていたものの中身は、リシアと古い根とゴミでした。この記事は、その作業の記録です。

結論:抜いて、洗って、選んで、戻す

グロッソスティグマの再生作業の手順。抜く、洗う、選ぶ、戻すの4段階
今回やった作業の流れです。文字にすると4行ですが、右半分だけで1〜2時間かかりました。

やったこと右半分のグロッソを全部抜き、バケツの水道水で洗い、リシア・古い根・枯れた部分を取り除いて、育ちそうな株だけを間隔をあけて差し戻しました

分かったこと絨毯の中身は、生きた株よりゴミのほうが多かった。リシアや古い根が、栄養や光を無駄に取っていたのだと思います(推測です)

かかった時間右半分だけで1〜2時間。左半分は、後日やります

なぜ抜くことにしたか:ピンセットでは追いつかない

前回、グロッソに絡んだリシアをピンセットで1本ずつ取り除きました。あれはあれで効果があったと思っています。ただ、水槽を眺めていると、まだリシアの断片が見える。株の隙間に、根の間に、底床の上に。

ピンセットでチビチビ取っても、追いつかない。ならば一度、全部抜いて、外で洗って、中身を確かめるしかない。そう決めて、水換えのついでに右半分に手を入れました。

バケツの水道水で洗う。5回

抜いたグロッソは、バケツに張った水道水の中で洗いました。飼育水ではなく、水道水です。理由は単純で、バケツに蛇口から入れるのが一番手軽だったからです。

バケツの水道水でグロッソスティグマを洗い、リシアや古い根、枯れた部分が水中に浮いている様子
バケツの水道水で洗った後。絡みついていたリシアや古い根、枯れた部分が、細かい切れ端になって大量に浮いています。これが絨毯の中に隠れていました。

水の中で株をほぐすと、リシアの断片、茶色くなった古い根、枯れた葉が、ボロボロと離れていきます。1回では終わりません。水を替えて、また洗う。これを5回。5回目でようやく、水が濁らなくなりました。

洗うたびに出てくるゴミの量に、正直、引きました。上から見れば緑の絨毯だったものの、その下にこれだけのものが溜まっていた。ガラス面のコケは週1で削っていたのに、絨毯の中は一度も掃除していなかったのです。

枯れた部分を切って、育ちそうな株だけを残す

洗った後は、仕分けです。基準はシンプルで、緑がかっていて、育ちそうかどうか。茶色い根、黄ばんだ葉、リシアが絡んで取れないものは、思い切って切り捨てます。

洗浄と仕分けの後に残った、緑色で育ちそうなグロッソスティグマの株
仕分けの後に残った株。緑色で、根が生きていそうなものだけです。小さい株も、育ちそうなら残しました。

小さい株も捨てていません。小さくても緑で、根が白ければ、植えれば広がる可能性があります。逆に大きくても茶色ければ、そこから広がることはないと判断しました。

そして仕分けを終えて、手元に残った株を見て、思いました。少ない。抜いたときの量の、たぶん3分の1もありません。あとは全部、リシアと古い根と枯れた部分でした。

分かったこと:絨毯の中身は、ゴミだった

ここからは私の推測ですが、書いておきます。

絨毯に見えていたグロッソの中には、大量のリシア、古い根、枯れた葉が溜まっていました。これらは光を遮るだけでなく、ソイルの栄養や水中の養分を、生きているグロッソの代わりに吸っていたのではないか。生きた株が少ししかない中で、ゴミが場所と栄養を占領していた。だから、光を通しても、ソイルを足しても、思うように戻らなかったのではないか。

確証はありません。ただ、バケツに5回分浮いたゴミを見て、そう思わずにはいられませんでした。8月に「急に育たなくなった」とき、原因の候補を4つ挙げましたが、5つ目があったのかもしれません。絨毯の中が、掃除されていなかった。

差し戻し:間隔をあけて、ソイルへ植え直す

残った株は、水槽の右半分のソイルへ差し戻しました。以前のように密集させず、間隔をあけて植えています。ランナーを伸ばして広がる草なので、隙間があるほうが伸びる余地があります。それに、密集させると、また中に何かが溜まります。

洗浄と仕分けを終えたグロッソスティグマを、水槽の右半分に間隔をあけて植え直した直後の様子
植え直した直後の右半分。ソイルの砂埃が舞っています。以前の密集ぶりが嘘のように、まばらです。でも、ここにいるのは全員、生きている株です。

見た目は、正直さみしい。半年前の絨毯を知っている身としては、スカスカに見えます。でも、ここに植わっているのは全部、洗って選んだ生きた株です。ゴミに埋もれた絨毯より、まばらでも生きた株のほうが、先があると思っています。

右半分で1〜2時間。左半分は後日

ここまでで、右半分だけです。抜いて、5回洗って、仕分けて、植え直す。気づいたら1〜2時間経っていました。腰も痛い。左半分は、別の日にやります。

1日で全部やらなかったのは、時間の問題だけではありません。右半分の結果を見てから左をやりたいという気持ちもあります。右が広がり始めれば、この作業に意味があったと分かる。そのうえで左に手を入れたい。

ついでに気づいた、パールグラスの色

作業中、後景のパールグラスを見て、あることに気づきました。写真を並べてみます。

パールグラスの以前と現在の比較。左は濃い緑で密に茂り、右は黄緑色で根元の葉が少ない
左が以前、右が今のパールグラス。左は濃い緑で密に茂っているのに、右は上へは伸びているものの黄緑色で、根元の葉が少なくなっています。

以前は濃い緑で、根元まで密に茂っていました。今は上へは伸びているものの、色は黄緑で、根元はスカスカ。同じ水槽の、同じパールグラスです。

元気に上へ伸びているので調子がいいと思っていましたが、色と根元を見る限り、そうでもないのかもしれません。グロッソの話ではないので、ここでは気づいたことだけ書いておきます。パールグラスについては、もう少し調べてから、あらためて考えます。

妻がウォーキングセミナーに行っている間に

この作業をやった日、妻はウォーキングセミナーに出かけていました。健康的な妻が外で歩いている間、私は水槽の前に1〜2時間しゃがみ込み、バケツの中で水草をほぐしていました。

帰ってきた妻に、右半分がスカスカになった水槽をどう説明したか実はまだ、言っていません。「あれ、なんか減ってない?」と言われる日が、たぶん来ます。そのときは、この記事を見せようと思います。

よくある質問

水草を水道水で洗っても大丈夫ですか?

うちはバケツの水道水で5回洗って、そのまま植え直しました。手軽さを優先した結果で、飼育水と比べたわけではありません。洗った株がどう育つかは、これからのうちの水槽が答えになります。

枯れた部分はどう見分ければいいですか?

うちの基準は「緑がかっていて、育ちそうか」だけでした。茶色い根、黄ばんだ葉、リシアが絡んで取れないものは切りました。小さくても緑で根が白いものは残しています。大きさより色で判断しました。

全部抜いてしまって大丈夫でしたか?

右半分だけ抜きました。左半分は残してあるので、失敗しても全滅にはなりません。1日で全部やらなかったのは、時間の問題と、右の結果を見てから左をやりたかったからです。

差し戻しとは、何をすることですか?

うちの理解では、一度抜いた(または切った)水草を、あらためてソイルに植え直すことです。今回は洗って仕分けた株を、間隔をあけてソイルへ戻しました。密集させないのは、ランナーの伸びる余地を残すためと、中にまたゴミが溜まるのを防ぐためです。

リシアが水草に絡んでしまったら、どうすればいいですか?

うちはピンセットで取る段階を経て、最終的に全部抜いてバケツで洗いました。ピンセットでは追いつかない量になっていたからです。イトタヌキモを持ち込んだ前科もあるうちのリシア、きれいなのですが、混ざると本当に厄介です。

絨毯の見た目より、生きている株の数

半年前、うちのグロッソは絨毯でした。今日、右半分は、まばらに植わった小さな株の集まりです。見た目は完全に後退しています。

でも、バケツに5回分浮いたゴミを見た今は、こう思っています。絨毯に見えていたものは、半分以上がゴミだった。今のまばらな株は、全部生きている。どちらが「再生」に近いかと言えば、今のほうだと思います。

左半分は、また別の日に。腰が回復してから。

※うちの水槽環境は運営者情報で公開しています。グロッソが崩れた経緯はグロッソスティグマが上に伸びる・急に育たないに、光を通すために流木や照明を動かした前回の作業は光量を確保するために流木・照明・水草を動かした日に書いています。パールグラスの話はパールグラスが溶ける原因と増やし方にも。

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この記事を書いた人

秋山裕史のプロフィール写真

秋山 裕史(あきやま ひろし)

兵庫県明石市在住。『夫婦、熱帯魚まみれ』運営者。

中学・高校時代に熱帯魚にのめり込み、実家の120cm水槽でディスカス、スポッテッドガー、ピラニア、エンゼルフィッシュなどを飼育。地元の熱帯魚店に入り浸り、業務用のCO2ボンベを自転車で運んでいたような中学生でした。

その後27年のブランクを経て、2025年10月に再開。きっかけは妻が買ってきた4.5Lのボトルアクアリウムでした。現在は36cm水槽(GEX AQUA-U WIDE 2.0/ADAアマゾニアVer.2/CO2添加)で、カージナルテトラ、ネオンテトラ、パンダコリドラス、ミナミヌマエビと水草を育てています。

カージナルテトラの縦泳ぎ、夏場の高水温、コケとの格闘。うまくいかなかった話を隠さず書くことを、このサイトの方針にしています。

本業はWEB制作・SEO(実務20年以上)。2018年より温泉・リゾートバイトの専門メディア『運命のリゾートバイトブログ』を運営し、海外メディア(Amateur Traveler、Dave's Travel Corner)への寄稿実績があります。

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