ミナミヌマエビが抱卵した|卵は黒い?どこに産む?孵化までの観察記録

ミナミヌマエビが抱卵した|卵は黒い?どこに産む?孵化までの観察記録 熱帯魚

妻が「卵持ってるよー」と呼びに来ました。見ると、ミナミヌマエビがお腹に卵を抱えています。しかも今回は、2匹同時でした。

正直に書くと、うちでは抱卵はもう日常の光景です。最初の2匹から始まって50匹近くまで増えた水槽なので、何回目の抱卵なのか、とっくに数えられなくなりました。

ただ、だからこそ書ける記事があると思いました。卵はどんな色か、どこに産むのか、孵化まで何日か。何度も見てきた家の実例として、今回の2匹を観察しながらまとめます。

※この記事は現在進行中の記録です。孵化などの経過は、このページに追記していきます。

結論:卵は黒っぽい。お腹に抱えて、約2週間で孵化

卵の色うちの卵は黒っぽい色です。光が当たる角度ではオレンジにも見えます。この色の卵から、これまで何度も稚エビが生まれてきました

どこに産む?水草などには産み付けません。母エビがお腹に抱えたまま持ち歩いて育てます(これが「抱卵」です)

孵化までうちの前回の記憶では、2週間ちょっとで稚エビが生まれました。今回も日数を数えて追記します

ミナミヌマエビの卵の画像:黒い?オレンジ?

まず、今回の1匹目です。流木の上にいました。

流木の上で抱卵しているミナミヌマエビ。お腹の下に黒っぽい卵の粒が見える
抱卵中の1匹目。お腹の下に、粒々の卵が見えます。
抱卵中のミナミヌマエビの別角度。卵は黒っぽいが光の当たり方でオレンジがかって見える
別角度から。同じ卵でも、光の当たり方でオレンジっぽく見えます。

初めて見ると「卵が黒いけど、これ大丈夫か?」と不安になると思います。うちの答えはこうです。黒っぽくて正常です。うちの卵はいつもこんな色で、光が当たる角度ではオレンジにも見えます。そして、この色の卵から何度も稚エビが生まれてきました。

腐っているのでは、死んでいるのでは、と心配になる気持ちは分かりますが、少なくともうちでは、黒っぽい卵が普通で、そこからちゃんと生まれています。

初めて抱卵を見た方は「黒いけど大丈夫?」と不安になるかもしれませんが、少なくともうちでは、黒っぽい卵が普通で、そこからちゃんと生まれています。

卵はどこに産む?どこにも産み付けません

これも検索の多い疑問のようです。魚の感覚だと「水草の陰に産み付けるのかな」と思いますよね。私も最初はそう思って、水草の裏を探したことがあります。

答えは、どこにも産み付けません。母エビがお腹に卵を抱えたまま、持ち歩いて育てます。これが「抱卵」です。

手前と奥に1匹ずつ、抱卵中のミナミヌマエビが2匹写っている
手前と奥に1匹ずつ、お母さんエビが写っています。どちらもお腹に卵を抱えています。今回の「2匹同時抱卵」の2匹です。

そして今回の写真がこちらです。運よく、抱卵中の2匹が1枚に収まりました。

抱卵中のミナミヌマエビ2匹の上をカージナルテトラが横切っている
せわしなく動き回る2匹のお母さんエビに、カージナルテトラも横切ってトリオ写真になりました。

なので「水槽のどこかに卵があるはず」と探す必要はありません。探すべきは、お腹がふっくらして粒々を抱えたエビです。うちでも毎回、先に気づくのは妻で、「卵持ってるよー」の一声から観察が始まります。

お母さんエビの行動:じっとする子と、動き回る子

まりもに寄りかかって休む抱卵中のミナミヌマエビ
まりもに寄りかかって休むお母さんエビ。このまりもは缶詰で買われてきた子で、普段はエビたちに蹴鞠にされていますが、今日は背もたれです。

何度も見てきて気づいたことがあります。抱卵中の行動は、個体でずいぶん違います。

去年の最初のお母さんエビは、水草の隅でじっと静かにしていました。ほとんど動かないので、心配になって覗き込んだほどです。ところが今回の2匹目は、卵を抱えたまませわしなく動き回っています。同じ種類でも、ここまで違うのかと面白くなります。エビにも性格があるのかもしれません。

共通しているのは、お腹の足をパタパタと動かす仕草です。特に孵化が近づいた頃、生まれるんじゃないかというくらい激しくパタパタしていることがあります。調べてみると、これは卵に新鮮な水を送るための行動とされているようです。ただの貧乏ゆすりではなく、ちゃんと世話をしているわけです。

卵を落とすことはある?

抱卵中のエビを見ていると「途中で卵を落としてしまわないか」と心配になるものです。正直に書きます。

うちでは、卵を落とした場面を見たことがありません。ただし、これは「落ちていない」という証明にはなりません。うちの水槽は水草が茂っているので、落ちた卵があっても気づけない可能性が高いのです。

調べてみると、水質の急変やストレスで卵を落としてしまう(脱卵)ことはあるとされています。うちで何度も無事に孵化してきたのは、抱卵中に水槽の環境を大きく変えなかったのが良かったのかもしれません。この点は後のFAQにも書きますが、うちは抱卵中も普段どおりの世話しかしていません。特別なことをしないのが、結果的に一番良さそうです。

抱卵から孵化まで:前回は2週間ちょっとでした

ちなみに、水槽の水草をよく見ると、前回までの抱卵で生まれた稚エビが今もひょこひょこしています。

パールグラスの茂みに隠れるミナミヌマエビの稚エビ
パールグラスの茂みに隠れる稚エビ。半透明で、よく見ないと見つけられません。今回の卵の先輩たちです。

こういう茂みが隠れ家になるから、うちでは稚エビが魚に食べ尽くされずに育ってきたのだと思います。今回の卵の子たちも、2週間後にはこの茂みの住人になるはずです。

「抱卵から孵化まで何日かかるのか」。うちの前回の記憶では、2週間ちょっとで稚エビが生まれました。

正確な日数を記録していなかったのが悔やまれるところです。なにせ当時は、気づいたら生まれている、の連続でしたので。

そこで今回は、ちゃんと数えます。抱卵に気づいたのが今日。ここから何日で稚エビを見つけるか、この記事の追記欄でカウントしていきます。同じように抱卵中のエビを見守っている方の、目安になれば幸いです。

初めての抱卵は「ワーイ」でした。それが今では

去年の12月、初めて抱卵を見つけたときは、夫婦で「生命の誕生だー!」と喜びました。稚エビを3匹ほど見つけて「かわいいねー」となり、そのうち「あれ、結構いるよね」となり、水槽の引っ越しの日に隠れ場所のなくなった水槽で50匹近いエビまみれの実態が見えて、妻がギョエーとなりました。

あの騒動の顛末はミナミヌマエビが繁殖しすぎた記録に書いたとおりです。爆発的な増加はその後落ち着き、今では抱卵を見つけても「あー、また卵いるわ」という普通の光景になりました。

ひとつ白状すると、当時、水槽内で交尾の場面に遭遇したことがあります。とっさに妻を呼び、妻も「ワー」となり、そして「これ以上増えたら1万匹になる」という恐怖に負けた私が、とっさにダメと分かっていながらツンツンとつついて止めようとしていました。それくらい、当時は追い詰められていたのです(生き物はつつかないでください。うちの反省です)。

ちなみに、時間の話でもうひとつ驚いたことがあります。以前、水槽内で交尾の場面に遭遇したことがあるのですが、そのわずか4時間後くらいには、もうお腹に卵を抱えていました。抱卵の準備には日数がかかるものと勝手に思っていたので、夫婦で唖然としました。ミナミヌマエビ、仕事が早すぎます。次に遭遇したら、動画を撮るつもりです。

よくある質問

卵が黒いのですが、大丈夫ですか?

うちの卵も黒っぽい色で、光の角度ではオレンジに見えます。この色の卵から何度も稚エビが生まれてきました。少なくともうちでは、黒っぽいのが普通の状態です。

ミナミヌマエビは年に何回くらい抱卵しますか?

うちは去年の12月から今まで、数えきれないほど抱卵しています。今回のように2匹同時ということもあります。条件が揃った水槽では、季節を問わず繰り返し抱卵する、というのが実感です。

抱卵中に水換えをしてもいいですか?

うちは抱卵中も普段どおり週1〜2回の水換えを続けていて、それで何度も無事に生まれてきました。ただし大量換水や大掃除のような環境の急変は、卵を落とす原因になるとされているので、いつもどおりを守るのが良いと思います。

最初の2匹から増え続けて、血が濃くなりませんか?

実は私も同じことを考えています。うちのエビは全員、最初の2匹の子孫のはずで、今何代目なのかも分かりません。今のところ見た目や繁殖に問題は見えていませんが、長期的にどうなのかは、正直分かりません。分かることがあれば追記します。

卵を見つけたら、何か準備は必要ですか?

うちは何もしていません。隔離もせず、餌も足さず、水草の茂った水槽にそのまま任せて、勝手に生まれて勝手に育ってきました。増やしたくない場合の話は、繁殖しすぎの記事のほうに書いています。

何代目かも分からない命が、今日も卵を抱えている

最初の2匹は、ヤマトヌマエビの売り切れで「なんとなく」買った代わりのエビでした。

その2匹の子孫が、今も水槽のどこかで卵を抱えています。何代目なのかは、もう分かりません。12月に「生命の誕生だー」と騒いでいた頃から、うちの水槽では途切れずに命が続いてきたことになります。

日常の光景になっても、卵を抱えたお腹をパタパタと扇ぐ姿を見つけると、やっぱり少し見入ってしまいます。2週間後、また小さいのが水草の陰からひょこひょこ出てくるのでしょう。

今回は、ちゃんと数えて待ちます。

※うちの水槽環境は運営者情報で公開しています。このエビたちが2匹から50匹に増えた顛末はミナミヌマエビが繁殖しすぎた記録に書いています。

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この記事を書いた人

秋山裕史のプロフィール写真

秋山 裕史(あきやま ひろし)

兵庫県明石市在住。『夫婦、熱帯魚まみれ』運営者。

中学・高校時代に熱帯魚にのめり込み、実家の120cm水槽でディスカス、スポッテッドガー、ピラニア、エンゼルフィッシュなどを飼育。地元の熱帯魚店に入り浸り、業務用のCO2ボンベを自転車で運んでいたような中学生でした。

その後27年のブランクを経て、2025年10月に再開。きっかけは妻が買ってきた4.5Lのボトルアクアリウムでした。現在は36cm水槽(GEX AQUA-U WIDE 2.0/ADAアマゾニアVer.2/CO2添加)で、カージナルテトラ、ネオンテトラ、パンダコリドラス、ミナミヌマエビと水草を育てています。

カージナルテトラの縦泳ぎ、夏場の高水温、コケとの格闘。うまくいかなかった話を隠さず書くことを、このサイトの方針にしています。

本業はWEB制作・SEO(実務20年以上)。2018年より温泉・リゾートバイトの専門メディア『運命のリゾートバイトブログ』を運営し、海外メディア(Amateur Traveler、Dave's Travel Corner)への寄稿実績があります。

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