水草LEDライトは何でもいい?27年ぶりの水槽で店長に選んでもらった2灯

水草LEDライトは何でもいい?27年ぶりの水槽で店長に選んでもらった2灯 水草

27年ぶりに熱帯魚を再開して、36cm水槽を買いました。最後に水槽をさわっていたのは30年前、中学生のときです。照明については、完全に浦島太郎でした。

いろいろな水草用LEDを比較して、スペックを調べ尽くして選んだ、という話ではありません。むしろ逆です。何を選べばいいのか分からなかったので、店長さんに「この水槽でパールグラスとグロッソスティグマを育てたい」とだけ伝えて、選んでもらいました。その2灯で、パールグラスは気泡を出すところまで育ちました。

結論:付属のLED1灯に、店長のすすめでKOTOBUKIのLEDを1灯足しました

付属水槽セットに付いていたGEX クリアLED リーフグロー EX-N。アーム式でUSB電源の小さなライトです

追加「パールグラスには1灯では少し弱い」と店長さんに言われ、KOTOBUKI フラットLED SS ブラック(2,840円)を追加しました

未確認付属1灯だけで育てた期間はありません。1灯で本当に足りなかったかは、うちでは分かりません。店長さんの助言どおり2灯にして、結果は育ちました

36cm水槽の上に設置したKOTOBUKIのバー型LEDと、GEXのアーム式LEDリーフグロー
水槽を上から。横に長い黒いのがKOTOBUKIのフラットLED、その下の銀色の丸いのがGEXのリーフグローです。この2つで照らしています。

27年ぶりの水槽。最初から浦島太郎だと伝えました

再開した当初は、4.5Lのボトルアクアリウムからでした。やっているうちに水草が増えて、せっかくならもう少し本格的にやりたくなった。とくに育てたかったのが、昔から好きだったパールグラスとグロッソスティグマです。それでボトルを卒業して、36cm水槽を買うことにしました。

向かったのは大阪の大型アクアリウムショップ。店長さんに最初に伝えたのはこれです。

「昔は熱帯魚をやっていたんですが、27年ぶりなので、今は完全に浦島太郎状態です」

水槽そのものは昔さわっていました。でも30年も経てば、器具も常識も変わっています。中途半端に昔の知識で選ぶより、今のことを知っている人に聞いたほうがいい。そう考えて、水槽から底床、CO2、照明まで、店長さんに教えてもらいながら、ほぼ言われるがままに一式そろえました。

水槽 GEX Ga AQUA-U WIDE 2.0 Black
サイズ 幅36×奥行18×高さ23cm
水量 約15L
立ち上げ 2026年1月
付属ライト GEX クリアLED リーフグロー EX-N(アーム式・USB電源)
追加ライト KOTOBUKI フラットLED SS ブラック
追加ライトの価格 2,840円
現在 2灯で照らしている

付属のライトだけでは、パールグラスには少し弱いと言われました

買った水槽には、最初からGEX クリアLED リーフグロー EX-Nが付いていました。フレキシブルアームの先に丸い照明が付いた、小さなLEDです。電源はUSB。

フレキシブルアームの先に銀色の丸い照明が付いたGEX クリアLED リーフグロー EX-N
付属のリーフグロー。アームを曲げて、水面のすぐ上まで伸ばしています。30年前に使っていた照明と比べると、驚くほど小さい。

私は最初、「ライトも最初から付いているし、これで十分なんじゃないの?」くらいに考えていました。

ところが「パールグラスとグロッソスティグマを育てたい」と伝えると、付属ライト1灯だけでは光量が少し弱い、とのこと。そこですすめられたのが、KOTOBUKI フラットLED SS ブラックでした。2,840円です。

点灯したKOTOBUKI フラットLED SS ブラックを下から見たところ。白色に加えて赤や青のLEDも光っている
追加したKOTOBUKIのフラットLEDを、点灯した状態で下から。白の中に赤や青のLEDも混ざっています。水槽の上に横向きに置くタイプです。

その日は店頭に在庫がなかったのですが、水槽をはじめ一式まとめて買ったこともあって、後日、送料無料で送ってもらえることになりました。

GEX リーフグローの白い電源アダプターにUSBケーブルを接続しているところ
リーフグローの電源まわり。USBケーブルで給電しています。昔の、大きな蛍光灯器具をコンセントにつなぐ感覚とはだいぶ違います。

「蛍光灯って、2〜3か月で交換しないんですか?」

照明を選んでいるとき、27年という時間の長さを一番感じた出来事がありました。

私が中学生で熱帯魚をやっていた頃、水槽の照明といえば蛍光灯でした。そして記憶では、蛍光灯は使っているうちに光量が落ちるので、2〜3か月くらいで交換していました。その感覚がそのまま残っていたので、店長さんに普通に聞きました。

「これも2〜3か月くらいで交換するんですか?」

店長さんが一瞬キョトンとしました。「え? 今はそういうの、ないですけど……」というような反応です。こちらも「え?」です。

そこで初めて、昔の感覚のまま考えていたことに気づきました。調べてみると、今はLEDが主流で、蛍光管のように数か月ごとの交換を前提にするものではないようです。長く使って光量の低下や不具合が気になるようになったら、照明器具そのものの交換を考える。そういう使い方になるようです。

30年前の水槽用品の常識を、そのまま2026年まで持ってきていました。手に取ったLEDライトも、昔の照明と比べると驚くほどコンパクト。「水槽の照明って、こんなになったんや」と、かなり驚きました。

メーカーの印象も、昔とはずいぶん違いました

もうひとつ浦島太郎を感じたのが、店に並んでいるメーカーです。これはあくまで30年前の私個人の印象ですが、昔はニッソーの水槽用品をよく見ていた記憶があります。コトブキは比較的手を出しやすいイメージ、ADA(アクアデザインアマノ)は水草レイアウトを本格的にやる人が使う憧れのブランド、という印象でした。

ところが久しぶりにショップへ行くと、GEXの商品がとにかく目に入ります。今回買った水槽もGEX、付属ライトもGEX。「昔からこんな感じだったっけ?」と思うくらい、自分の中に残っている30年前の店頭風景とは違って見えました。

ただ、この記事はメーカー比較が目的ではありません。この話だけでもかなり深掘りできそうなので、ここでは「30年離れていると、水槽用品売り場の景色そのものが違って見えた」くらいにしておきます。

「何でもいい」ではなく、何も分からないから選んでもらった

ここが、この記事で一番伝えたいところです。

私は今回の2灯を、いろいろな水草用LEDを比較して、スペックを調べ尽くして、この2つがベストだと判断して選んだわけではありません。むしろ逆です。27年ぶりで、今の水草用照明についてほとんど分からなかった。だから「この36cm水槽で、パールグラスとグロッソスティグマを育てたい」という希望だけ店長さんに伝えて、選んでもらいました。

つまり、「水草ライトなんて何でもいい」から適当に買ったのではなく、「何を選べばいいか分からなかったから、詳しい人に、水槽と育てたい水草に合わせて選んでもらった」ということです。

2灯のLEDを点灯した36cm水槽を正面から見たところ。中央から奥に明るい緑の水草が茂っている
2灯を点けた状態を正面から。手前の黒いバーがKOTOBUKI、奥にアームを伸ばしたリーフグロー。水草に強く光が当たっています。

結果として、この2灯でパールグラスはかなり茂り、葉から気泡が出るところまで育ちました。

気泡をまとった元気なパールグラス。茎にミナミヌマエビがつかまっている
この2灯で育ったパールグラス。葉先と茎の節に気泡が並んでいます。照明を選んでもらった時点では、ここまで来るとは思っていませんでした。

その後、夏場に水草の調子を崩して、今はトリミングや差し戻しをしながら少しずつ戻しているところです。それでも、最初の目的だった「36cm水槽でパールグラスとグロッソスティグマを育てる」は、この照明で実現できました。

付属の1灯だけで水草を育てた期間はないので、「1灯では育たない」と言い切ることはできません。ただ、片方を消せば見ただけで分かります。リーフグロー1灯は明らかに暗い。店長さんの言っていた意味は、実物を見れば納得でした。

照明の時間は、妻と決めました

買ったあとの話をひとつ。ライトを何時間点けるかは、コケ対策で妻と相談して、13時から21時の8時間に決めています。

ただ、たまに12時に点いていることがあります。「13時って決めたやん」と私がぶつぶつ言うと、返ってくるのはこれです。

魚とエビに囲まれてほほえむ妻のイラスト

「ちょっとくらい、ええやん?」

言い返せませんでした。協定は協定として、水槽を見たいときは見たいのです。時間の話はコケ取り道具の記事に書いています。

明るく照らされた底床に並ぶ2匹のパンダコリドラス
2灯の下、底床でパンダコリドラスが2匹並んでいます。ソイルの一粒一粒まで見えるくらい、底まで光が届いています。

店長さんの「え?」が、一番の教科書でした

27年のブランクは、知識が古いというより、何が古いのか自分で分からないのが厄介です。蛍光灯を数か月で替えるのが当たり前だと思っていた。それが当たり前でないと知ったのは、店長さんがキョトンとした顔をした瞬間でした。

だから今回は、自分で選びませんでした。分からないことを分からないと言って、水槽と育てたい水草を伝えて、あとは任せた。それで育った。何でもいいわけではなかったのだと思いますが、何がいいかを自分で判断できたわけでもありません。

この2灯の下で、パンダコリドラスが2匹並んで底を歩いています。ライトの話をしていますが、見ているのは結局こういう時間です。

よくある質問

水草のライトは、何でもいいのですか?

うちには判断できる知識がなかったので、店長さんに「36cm水槽でパールグラスとグロッソスティグマを育てたい」と伝えて選んでもらいました。付属の1灯にKOTOBUKIのLEDを1灯足した形です。ほかのライトと比べていないので、何でもいいかどうかは言えません。分かっているのは、この2灯で育った、ということだけです。

水槽セットに付属のLEDだけで、パールグラスは育ちますか?

うちでは1灯だけで育てた期間はありませんが、2灯のうち片方を消してみれば分かります。付属のリーフグロー1灯だけだと、明らかに暗い。アーム式で照らす範囲も狭いので、36cm水槽の端まで光が届きません。店長さんに「パールグラスには少し弱い」と言われたのは、そういうことだったのだと思います。

LEDライトは、蛍光灯のように定期的に交換が必要ですか?

私は30年前の感覚で「2〜3か月で交換するもの」と思い込んでいて、店長さんに聞いて驚かれました。調べてみると、LEDは蛍光管のような周期交換を前提にしておらず、長く使って光量の低下や不具合が気になったら器具ごと交換を考える、という使い方のようです。うちの2灯は2026年1月からで、まだ交換していません。

照明にいくらかかりましたか?

追加したKOTOBUKI フラットLED SS ブラックが2,840円です。GEXのリーフグローは水槽セットに付属していたので、単体の価格は分かりません。

ライトは1日何時間点けていますか?

13時から21時の8時間です。コケ対策で妻と決めました。最初はもっと長く点けていて、コケが増えたので短くしています。その経緯はコケ取り道具の記事にまとめています。

分からないなら、分かる人に聞く

27年ぶりの照明選びは、比較でも検討でもなく、店長さんへの「分かりません」から始まりました。蛍光灯の交換周期を聞いて驚かれ、LEDの小ささに驚き、それでも2灯でパールグラスは気泡を出しました。

2,840円足しただけです。何でもいいわけではなかった。でも、何がいいかは、分かる人に聞けばよかった。

今回の2灯は、GEX クリアLED リーフグロー EX-N(水槽セットに付属)と、KOTOBUKI フラットLED SS ブラック(2,840円)です。水草用のLEDライトはAmazonで「水草 LEDライト」を探す/楽天で「水草 LEDライト」を探すから、水槽のサイズ別に見られます。

(上のリンクはアフィリエイトリンクではありません)

※この記事は2026年9月、36cm水槽(約15L、2026年1月立ち上げ)での記録です。関連記事:光を通すために流木・照明・水草を動かした/水草の気泡が止まって、また出た/7ヶ月ピンチカットだけで新芽を捨てていた

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この記事を書いた人

秋山裕史のプロフィール写真

秋山 裕史(あきやま ひろし)

兵庫県明石市在住。『夫婦、熱帯魚まみれ』運営者。

中学・高校時代に熱帯魚にのめり込み、実家の120cm水槽でディスカス、スポッテッドガー、ピラニア、エンゼルフィッシュなどを飼育。地元の熱帯魚店に入り浸り、業務用のCO2ボンベを自転車で運んでいたような中学生でした。

その後27年のブランクを経て、2025年10月に再開。きっかけは妻が買ってきた4.5Lのボトルアクアリウムでした。現在は36cm水槽(GEX AQUA-U WIDE 2.0/ADAアマゾニアVer.2/CO2添加)で、カージナルテトラ、ネオンテトラ、パンダコリドラス、ミナミヌマエビと水草を育てています。

カージナルテトラの縦泳ぎ、夏場の高水温、コケとの格闘。うまくいかなかった話を隠さず書くことを、このサイトの方針にしています。

本業はWEB制作・SEO(実務20年以上)。2018年より温泉・リゾートバイトの専門メディア『運命のリゾートバイトブログ』を運営し、海外メディア(Amateur Traveler、Dave's Travel Corner)への寄稿実績があります。

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