水槽の蓋はいらない?8か月洗わず曇ったガラス越しに照明を当てていた話

水槽の蓋はいらない?8か月洗わず曇ったガラス越しに照明を当てていた話 水草

水草の元気がなくて、液肥を入れ、ソイルを足し、次は何だと考えていたときでした。たまたま水槽を上から覗いて、気づきました。蓋、めっちゃ曇ってる。

普段なら「汚れているから洗おう」で終わる話です。でもそのときは、照明と水草のあいだにあるものをひとつずつ疑っていた時期でした。照明は蓋の上に置いています。つまり光は、毎日この曇ったガラスを通って水草に届いていた。8か月、洗っていませんでした。

結論:蓋は必要。ただし8か月洗わないと曇って、照明の光を遮ります

蓋うちは必要だと思っています。蒸発を防ぐ、水温を保つ、照明を守る、そして魚の飛び出しを防ぐ。最後のが一番の理由です

曇り8か月洗わずにいたら、水滴の跡と水垢のような白い汚れでガラスが真っ白に曇っていました。その上に照明を置いていました

洗った水で流しながら小さなスポンジでこすっただけで、目で見て分かるほど透明になりました。光量は測っていません

左が洗う前の白く曇ったガラス蓋、右が洗った後の透明になったガラス蓋
左が洗う前、右が洗った後。同じ蓋です。正面から見ている分には気づきませんでした。

上から覗いて、「待てよ」となった

順番に話します。9月に入って、パールグラスとグロッソスティグマの色が薄くなっていました。熱帯魚店で写真を見せて、液肥を2本買いました。翌日、余っていたソイルを部分的に足しました。照明は、春に流木を動かして光を通したばかりです。

そんなふうに、照明から水草までのあいだにあるものを一つずつ見直していたときに、水槽を上から覗きました。

照明の光がガラス蓋を通って水草に届く経路の図。蓋が曇っていると光が弱まる
照明は蓋の上。光は蓋を通って水草へ。蓋が曇っていれば、そこで光が削られます。上から覗くまで、この当たり前に気づいていませんでした。

蓋が白い。水滴の跡と、水垢のような曇りで、ガラス越しの水槽がぼんやりしています。ここで普通なら「汚れてるな、洗おう」です。でもそのときの頭は「光を遮っているものはないか」でしたから、出てきた言葉は違いました。

これ、光を遮ってるんじゃないか。照明は蓋の上に置いている。光は毎日この曇りを通っている。液肥でもソイルでもなく、ただのガラスの曇りが原因の一部だとしたら。

8か月、洗っていませんでした。毎日見ているうちに、曇っていること自体に慣れていたのだと思います。

洗い方。キッチンペーパーから、スポンジに変えたら落ちた

水で流しながら小さなスポンジでガラス蓋をこすっているところ
最初はキッチンペーパー、途中から小さなスポンジ。強く削らず、水で濡らしながらこするだけで戻ってきました。

最初は水で流しながらキッチンペーパーでこすっていました。落ちなくはないのですが、いまひとつ。途中で小さなスポンジが目に入ったので、そちらに切り替えました。すると、こすったところから透明感が戻ってきます。調べてみると、ガラス蓋の水垢にはスポンジが向いているという話が多く、実感としてもそのとおりでした。

汚れの種類 水滴が乾いた跡、水垢のような白い曇り。カビやコケまではいっていませんでした
使ったもの 水、小さなスポンジ(最初はキッチンペーパー)
洗剤 使っていません
放置していた期間 約8か月(2026年1月〜9月)

調べてみると、蓋の汚れがひどいとカビやコケが生えることもあるそうです。うちはそこまでいっていませんでした。窓から遠い場所に置いているので、日光による焼けでもなさそうです。何の汚れかは断定できませんが、見た目は水垢でした。

洗ったガラス蓋越しに上から見た水槽。水草や流木、水面がはっきり見える
洗ったあと、上から。ガラス越しでも水草も流木も水面もはっきり見えます。気づいたときはこれがぼんやりしていました。
洗ったガラス蓋を水槽側になる下側から見たところ
水槽側になる下の面も、洗ってこのとおり透明に。ここは水面からの蒸発が当たって乾いて、を毎日繰り返す面なので、8か月で曇っていたのも当然でした。

光量がどれくらい変わったかは測っていません。目で見て透明になった、それだけです。そして同じ時期に液肥とソイルも変えているので、水草が戻ったとしても蓋のおかげとは言えません。

水草に肥料はいらない?ソイルの栄養は半年、8か月目に店でADA液肥を2本購入
グロッソとパールグラスの色が薄くなり、写真を持って神戸の熱帯魚店へ。ソイルの栄養は半年ほどで切れると聞き、8か月液肥を入れていなかったことに驚かれました。ソイルを買うつもりが、ADAのグリーンブライティ2本(計2,600円)に。1プッシュから始める使い方と、店で聞いた話の記録です。

それでも蓋は必要だと思う理由。一番は飛び出し

「水槽の蓋はいらない」という考えもあるようです。蓋があると照明の光が減る、蒸発で冷えるから夏は外す、という理屈も分かります。それでもうちは、蓋をつけています。

蓋をつけている4つの理由の図。蒸発を防ぐ、水温を保つ、照明を守る、飛び出しを防ぐ
うちが蓋をつけている理由。いちばん大きいのは、飛び出しを防ぐことです。
蒸発を防ぐ 夏は冷却ファンで水がどんどん減ります。蓋がないともっと減る
水温の変化を防ぐ 36cm・約15Lの小さな水槽なので、水温は動きやすい
照明を守る 照明は蓋の上。水しぶきが直接かからない
飛び出しを防ぐ これが一番。ネオンテトラやカージナルテトラが飛ぶのが怖い

正直に言えば、最初の3つは後付けです。一番の理由は、魚が飛び出すのが怖いからです。冷却ファンを取り付けたときに蓋に微妙な隙間ができたのですが、そこも100均で網を買って切って塞いでいます。そこまでするくらい、飛び出しが怖い。

だから蓋は外しません。外さないなら、洗う。曇ったまま照明を当てるのが一番もったいない、というのが今回の学びです。

妻に「何かしたけど、分かる?」と聞いてみた

蓋を洗って、水槽がすっきりして、妻に聞いてみました。何かしたけど、分かる?

一切分かっていませんでした。

魚とエビに囲まれてほほえむ妻のイラスト

「あー……(言われてみれば・・・)」

蓋、洗ったんやけど、と言ったら、これです。まあ、正面から見ている分には分からない変化です。私も上から覗くまで気づかなかったのですから、妻を責められません。

父が切ってくれた、ガラスの蓋

30年前、中学生の頃は、120cm、90cm、60cmと、家にやたらと水槽がありました。蓋はそのたびに要ります。配線を通す切り欠きも要ります。それを父が、ガラスを切って、縁を砥いで、水槽に合わせて作ってくれていました。

今の36cm水槽の蓋は、買ったときに付いていたものです。切ることも砥ぐこともなく、乗せるだけ。それを8か月、洗いもせずに曇らせていたわけです。父が見たら何と言うか。

洗ったら、透明になりました。上から覗いた水槽が、ちゃんと見えます。それだけのことですが、蓋というものを久しぶりに意識した日でした。

立ち上げから8か月で見直した3つ、液肥・ソイル・蓋の図
立ち上げから8か月で見直した3つ。液肥を入れ、ソイルを足し、蓋を洗った。どれが効いたかは分かりませんが、全部やりました。

よくある質問

水槽の蓋は、いらないですか?

うちは必要だと思っています。蒸発を防ぐ、水温の変化を防ぐ、照明を守る、そして魚の飛び出しを防ぐ。一番の理由は最後です。蓋がないと光が強く届く、という考え方も分かりますが、うちは蓋をつけたまま洗うほうを選びました。

蓋が曇るのはなぜですか?

うちの場合、水面からの蒸発が蓋の裏に水滴になってつき、乾いて跡になる、の繰り返しでした。白い水垢のような曇りです。カビやコケではありませんでした。何の成分かまでは分かりません。

蓋の曇りは何で落とせますか?

うちは水で濡らしながら小さなスポンジでこすっただけです。洗剤は使っていません。最初はキッチンペーパーでしたが、スポンジに変えたほうがよく落ちました。強くこすらなくても、8か月分の曇りは取れました。

蓋はどれくらいの頻度で洗えばいいですか?

8か月は長すぎました。ただ、何か月ごとが正解かは分かりません。うちは正面から見ていて気づかなかったので、目安があるとすれば「たまに上から覗く」です。上から見てぼんやりしていたら、洗いどきだと思います。

蓋を洗ったら、水草は元気になりましたか?

元気になってきました。パールグラスは、前と比べたら異常なくらい気泡を出しています。グロッソスティグマも葉が大きくなりました。ただ、同じ時期に液肥を入れ始め、ソイルも足しているので、蓋だけの効果ではないと思います。液肥、ソイル、蓋。3つの相乗効果だと思っています。

曇ったガラス越しに、8か月

照明を2灯にして、流木を動かして光を通して、液肥を入れて、ソイルを足して。光を届けるために、いろいろやりました。そのあいだずっと、照明のすぐ下に曇ったガラスがありました。

スポンジで洗って、10分。8か月で一番安上がりな見直しでした。

※この記事は2026年9月、36cm水槽(約15L、2026年1月立ち上げ)での記録です。同じ時期に液肥を入れ始め、ソイルを部分的に足しているため、水草の変化はどれか一つの効果とは決めていません。関連記事:水草LEDライトは何でもいい?店長に選んでもらった2灯/光を通すために流木・照明・水草を動かした/冷却ファンと止めていた失敗

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この記事を書いた人

秋山裕史のプロフィール写真

秋山 裕史(あきやま ひろし)

兵庫県明石市在住。『夫婦、熱帯魚まみれ』運営者。

中学・高校時代に熱帯魚にのめり込み、実家の120cm水槽でディスカス、スポッテッドガー、ピラニア、エンゼルフィッシュなどを飼育。地元の熱帯魚店に入り浸り、業務用のCO2ボンベを自転車で運んでいたような中学生でした。

その後27年のブランクを経て、2025年10月に再開。きっかけは妻が買ってきた4.5Lのボトルアクアリウムでした。現在は36cm水槽(GEX AQUA-U WIDE 2.0/ADAアマゾニアVer.2/CO2添加)で、カージナルテトラ、ネオンテトラ、パンダコリドラス、ミナミヌマエビと水草を育てています。

カージナルテトラの縦泳ぎ、夏場の高水温、コケとの格闘。うまくいかなかった話を隠さず書くことを、このサイトの方針にしています。

本業はWEB制作・SEO(実務20年以上)。2018年より温泉・リゾートバイトの専門メディア『運命のリゾートバイトブログ』を運営し、海外メディア(Amateur Traveler、Dave's Travel Corner)への寄稿実績があります。

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